作りたいものを選ぶ
今日は、前置きなしに、
とりあえずプログラミング始めてみたい
と思った人向けに、1歩ずつ何をすれば良いか、
について1つの方法を紹介します。
この通りに、進めていけば
- プログラミング面白そうだからもう少し、自分で続けてみよう
- 本格的にプログラミング学習を続けて行きたいから、スクールを探そう
など、次の展開が見えてくると思います。
Let’s get started!
1.作りたいものを選ぶ
まずは、プログラミングで何か作りたいものを、選びましょう。
この学習法では、ここで決めたものを作ることがゴールになります。
ただし、簡単なものを選ぶことをお勧めします。
あまり本格的なもの、例えば、
- スマートフォンのソーシャルゲーム
- 本格的なSNSプラットフォーム
- 機械学習を組み込んだWebサイト
などを最初から作ろうとすると、なかなか前に進めなくなります。
とりあえず、
- 自分のノートパソコンで動く電卓アプリ
- 簡単なスケジュールアプリ
- 簡易的なパズルゲーム
など、取り組みやすそうなものを選びます。
学ぶプログラミング言語を選ぶ
これから学んでいくプログラミング言語を選びます。
1.で決めた自分で作りたいもの、に関係が深いものを選ぶと良いです。
例えば、
- Webアプリ、Webサービス → HTML/CSS + JavaScript と Ruby(PHP, Python)
- Androidアプリ → Java
- iOSアプリ → Swift
などです。
なかなか選べない、という人には、
Pythonで始めることをお勧めします。
プログラミング言語は、ある意味言葉なので、書き方(文法)がそれぞれの言語で異なります。
それぞれ特徴があるのですが、Pythonは比較的書きやすく、プログラミング学習を始める、という場面を考えた時には、取り組みやすい言語です。
とりあえずPythonと決めた人は、
簡単なWebアプリ、例えば家計簿アプリ、スケジュール管理アプリなどの作成をゴールにすると良いと思います。
基本を学ぶ
2.で決めたプログラミング言語の基本を、ざっと勉強します。
ここで、ポイントなのは、
ざっと
というところです。
目標は、簡単なものを、とりあえず作ってみる
ということなので、
- 分からないことがあっても、とりあえずこういうものか、と思って前に進む
- 1周の勉強で分からなくても2周、3周しない
ことが重要です。まずは、そのプログラミング言語の全体像を把握するイメージ
で1回教材に取り組みます。
取り組む教材は、
これまで紹介してきた
- Progate
- ドットインストール
- 入門書籍
などから、自分の学習スタイルにあったものを選ぶと良いです。
まずは、そのプログラミング言語について、ここで選んだ教材をざっと1回勉強します。
もう作り始める
ここで、さっそく1.で決めた自分で作りたいものを作っていきます。
いきなりすぎて、どうすればいいか分からない人は、
ここで、プログラミングの学習の基本、検索力を駆使していきましょう。
自分の使っているプログラミング言語 + 作りたいもの
でGoogle検索します。
例えば、
- Python 家計簿アプリ
- Ruby スケジュール管理アプリ
といった形です。
この段階で、Web上の記事に
- フレームワーク
- ライブラリー
といったワードを頻繁に見るようになります。
フレームワークやライブラリーは、プログラミングで何かを作る時に、活用できる便利な道具の集まり=ツールキットのようなものです。これらを活用すれば、フレームワークやライブラリーを使わずに、自分で1からプログラミングする場合に比べて、効率的にアプリやサービスを作ることができます。
そのため、この段階では、自分が使うと良さそうなフレームワークやライブラリーを意識すると、作業しやすくなります。
例えば、
- Python カレンダーアプリ ライブラリー
- Ruby フレームワーク パズルゲーム
といった形で調べていくと、自分が使えそうなものが見つかります。
バグを直す、改善する
4.で自分のゴールに向かって、作りたいものを作っていくと、
- エラーが出て動かない
- 思っているのと違う動作をする
- もう少し、ここを改善したい
という箇所が少なからず出てきます。
そんな時には、また「検索力」に頼りましょう。
エラーが出た時は、エラーの内容を読みます。最初は分からないことが多いと思うので、エラー内容が不明の場合はエラーの文字列をGoogleで検索します。
ここで、
- 日本語記事
- 英語記事
の検索結果が複数出てきます。
英語記事の方が、今の自分に直接役立つ
ということは少なくないので、積極的にWeb上の英語の回答も確認すると、エラー解消がスムーズになるかと思います。
本当に難しい問題にぶつかった場合
Webの検索で、問題が解決しない場合には、取るべき方法は、2つあると思います。
質問する
Web上のプログラミング学習コミュニティで質問することができます。
これまで記事で紹介した、Stack OverflowといったQ&Aサイトを使うことでエラーなどの問題について回答してくれる人が現れる場合があります。
また学校や職場に、プログラミングに詳しい人がいる場合は、質問してみるのも良いと思います。
「1.で決めた作るもの」を変更する
問題が発生したから、作ること自体を止めてしまう
というのはもったいないと思います。
ここまで、基礎的な勉強を経て、自分で作るという経験をしたので、
全て諦める前に、
- より簡単そうなアプリやサービス、サイト作成に目標を変える
- 自分で作ろうと思っていたアプリの機能を削る。簡易版を作る
というように、より作れそうな=ゴールまでたどり着きそうなもの、に目標を変更します。
作るものを変更することは、ここでは良い選択肢だと思います。
- 一度何かを作り切ることを体験できる
- プログラミング学習が進んできた段階で、本来作りたかったものに再チャレンジできる
というポジティブ要素が残るからです。
今、ここで絶対に、これを作る
と思って、前に進まずにプログラミング自体を止めてしまうよりは、
作れるものを、まず作ってみることで、得られるものは多いと思います。
まとめ
このように、
駆け足で
まずは作ってみる
ということを目標にプログラミング学習をすると、
日々やることが明確になり、集中して作業できると思います。
1から6までの工程にどれくらい時間がかかるかは、
- プログラミング学習にかける時間
- 作りたいもの
によって違うと思いますが、
早い人で数週間
ゆったり取り組んで数か月
といった感じだと思います。
一度プログラミングで何かを作ってみると、
- 他の人は、どのようにコードを書いているのか
- 今度は、違ったものを作りたい
- 追加の機能を実装したい
- 新しいプログラミング言語を学んでみたい
など、次の段階のモチベーションが湧くことも多いです。
ぜひ一度、
とりあえず作ってみる
を試してみてください!
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