プログラミングを学ぶ
プログラミング学習は、最近注目されています。
- プログラミングができると仕事があるのではないか
- プログラミング学習を通して論理的思考が身につく
- プログラミングは21世紀のリテラシーだ
など、色々な意見があります。
今日は、
学習する / 勉強する対象として見たときのプログラミング学習の特徴を、3つ紹介します。
- 変化のスピードが早い
- 新しい分野
- 世界中で扱われている
という3つです。
一般的になってきたプログラミング学習ですが、
あらためて考えると、ユニークな側面を持っていることが分かります。
- 言われてみれば、そうだな
- あまり興味が無かったけど、一度試してみるか
- ますます、興味が湧いてきた
など、何かのきっかけになればと思います。
変化のスピードが早い
プログラミング学習の特徴1つ目は、
変化するスピードが早い
ということです。
これは、どういうことかと言うと、
- 学習する対象が変わる
- 自分が学習した時には最適だったものが、最新で(現在)も最適とは限らない
ということです。
例えば、最近人気がある、
JavaScriptやPythonなどのプログラミング言語の、
- 言語自体のバージョン
- その言語で使えるフレームワーク / ライブラリ
はどんどん改良されています。
年単位で見れば、必ず変わると言っても過言ではないくらいです。
この変化のスピードが、プログラミング学習で注目すべきポイントだと思います。
つまり、変化のスピードについていくために、
常にキャッチアップし続ける=学習し続ける
ことが重要になってきます。
常に状況が変わる中で、学習対象を自分で見つけつつ、学習していく
というスタンスが、プログラミング学習に合っているのではないかと思います。
新しい分野
2つ目は、
新しい領域である
ということです。
1つ目とも関係しますが、
JavaScriptやPython
は、1990年代にリリースされた言語です。
FORTRANやCOBOL、LISPなど一部のプログラミング言語を除き、2020年から見て、50年前に存在していた言語はほとんどありません。
私たちが、普段使う意味での
プログラミング言語
というのは、少なくとも100年前には、なかったということです。
これだけ、プログラミングが普及すると、
つい忘れるのですが、近代化の歴史から見ると、プログラミングが登場したのはつい最近なのです。
プログラミング学習が一般に普及したという意味では、さらに最近です。
〇〇学習
や
〇〇を勉強する
と言うときに、長い歴史を持っているものほど、
- 一般的には、こういう順番で学んだ方がいいのではないか
- 初学者は、ここからスタートする
など、カリキュラムが整備されていきます。
その意味では、
プログラミング学習
はまだまだ、発展過程です。
1つ目の、「変化のスピードが早い」ことと相まって、
多くの学習者にとって正解といえる学習法
が確立されていない状態だと思います。
この状況を踏まえると、現時点でプログラミング学習に有効なのは、
- 学習者のモチベーションに合わせた学習スタイル
- 学習目的を明確にする
ということでしょう。
各自のモチベーションに合わせて、学習スタイルの正解は変わります。
また、何のためにプログラミング学習に取り組むのか、がはっきりしていた方が学習効果が高くなると思います。
世界中で取り組まれている
3つ目は、
世界中で取り組まれている
です。
生まれて間もないプログラミングとプログラミング学習ですが、
現在では、世界中の人が取り組んでいます。
学習に取り組む人の想定ができないくらい、あらゆる人がプログラミングを勉強しています。
- 母国語をまだうまく話すことができないくらい幼い頃からプログラミング学習する人がいます
- 仕事をリタイヤしてから、本格的にプログラミングを勉強する人がいます
- どこの国にもプログラミング学習に取り組む人はいます
- 性別も文化も様々です
これほどまでに、広く学習の対象になる分野はあまり無いのではないでしょうか。
日本語や英語などの自然言語の学習に匹敵する、
- 広がり
- 多様性
を持って世界中でプログラミング学習に取り組む人がいます。
1つ目の「変化のスピード」、2つ目の「新しい分野」と合わせて考えると、
プログラミング学習の持つ可能性を再確認できます。
- 数十年前には無かった分野を、世界中の人が学んでいる
- 変化は激しく、一度学んだからといって学びが終わりではない。学び続けることができる
これほど、特殊な学習対象はあまりないと思います。
エキサイティングな分野
プログラミング学習について、3つの特徴から見てきました。
プログラミング学習について、一言で言うと
最もエキサイティングな領域の一つ
だと思います。
- 変化が激しい
- 誕生間もない
- 世界中で扱われている
という特徴を合わせ持った学習対象はそうそうありません。
今、
- 仕事で使わなくてはいけなくなったから勉強する
- 役に立つと言われているから、興味がないけど勉強する
というように、プログラミング学習にネガティブなイメージを持っている人もいると思います。
今日紹介した、3つの特徴から見ると、
- 変化が激しい → 刺激的な環境。新しい知識 / スキルは、初学者も熟練者もキャッチアップしていくという点では同じ
- 誕生間もない → 学習法が確立されていないが、逆に言えば自分に合った学習法を探しやすい環境
- 世界中で取り組まれている → 広い世界を知ることができる
という捉え方ができます。
これまでに、第44代アメリカ大統領バラク・オバマ氏、Microsoft創業者のビル・ゲイツ氏、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ氏などが、プログラミングに対する、重要性や情熱を語っています。
プログラミング学習は、とてもエキサイティングです。
気になった人は、ぜひ一度試してみてください!
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