WindowsとMac
今日は、
プログラミング学習を始めたい、と思っている人が
WindowsとMacのパソコンどちらを選ぶべきなのか
ということについて、私の現時点での考えを話そうと思います。
先に結論からいうと
- 基本的にはどちらでもいい
- ただし、プログラミング言語C#、VBAを最初から学ぶ場合はWindowsパソコン
- プログラミング言語Swiftを最初から重点的に学びたい場合はMacパソコン
が良い
です。
これだけだと、ここで終わってしまいますので、
主にプログラミングを学ぶという点から
- Windowsのパソコン
- Macのパソコン
の特徴を説明します。
そして、なぜこの答えになるのかを解説します。
Windows
Windowsのパソコンに関しては、
- メーカーの種類が多い
- 初期費用を比較的安く抑えることができる
- プログラミングに限らない一般のパソコン利用に関して圧倒的なシェアがある
- Windowsパソコンの方が学習しやすいプログラミング言語がある
などの利点があると思います。
一つずつ見ていきます。
国内外から、
- Acer
- ASUS
- Lenovo
- Panasonic
- Dell
- HP ヒューレットパッカード
など多数のメーカーのパソコンを選ぶことができます。
これらのメーカーのパソコンでは、MacではなくWindowsを使うことになります。
色々なメーカーの中から自分にあったパソコンでプログラミングを学びたい
という人は、Windowsのパソコンが良いです。
メーカーの種類が多いということに関連しますが、
パソコンの種類が多く、比較的安いパソコンもあります。
初期費用を抑えてプログラミング学習を始めたい、という場合はWindowsが良いかと思います。
特定の領域、例えばデザイナーやiPhoneアプリ開発者など、では別ですが、
一般利用に限ってみれば、パソコンのシェアはWindowsが圧倒的です。
そのため、通常用いられるソフトウェアや、プリンタやスキャナなどのデバイスのドライバ対応は、Windowsのパソコンに強みがあります。WordやExcelなどMicrosoft Officeの普及率と使いやすさを想像すると分かりやすいですよね。
一般のソフトウェアがプログラミング学習にどの程度関係するかは人によりますが、VBAというプログラミング言語でExcelの処理を簡単にしたいというモチベーションがあるというケースもあるので、Windowsパソコンの一般普及率の高さはあなどれません。
Windowsパソコンの方が学習しやすいプログラミング言語はあります。
- C#
- VBA
が代表例です。
C#はMicrosoftが開発しているプログラミング言語です。デスクトップアプリケーション開発、ゲーム開発など広く用いられていますが、開発元がMicrosoftということがあり、Windowsパソコンでの使用に優れていると言われています。
プログラミング言語VBAを用いると、
- 複数Excelのファイルを一括で処理
- Windowsのフォルダやファイルをまとめて操作
するなど、作業効率化を図れます。VBAは、Microsoft Officeのアプリケーションをより活用するために用いられる場面が多いので、このケースでもMacではなくWindowsパソコンを選ぶことになるでしょう。
Mac
Macのパソコンに関しては、
- UNIXコマンドを使いやすい
- ハードウェア、ソフトウェアの操作性が良い
- デザイン性に優れている
- Macパソコンの方が学習しやすいプログラミング言語がある
などの利点があると思います。
一つ目は、コマンド操作に関してです。
プログラミングを学んでいくと
UNIXコマンド
を使うことがあります。
UNIXは、WindowsやMacのOSと同じようにパソコンの基本となるOS=オペレーティングシステムの一つです。
ここで、
- え、WindowsとMacを比べてたんじゃないの??
- なんで他のOSが出てくるの???
となると思うので、ここでは、
プログラミングの学習で出てくる色々なコマンドは、Macのパソコンの方が使いやすいことがある
ということだけ抑えておいてもらえれば大丈夫です。
実は、MacのOSは、もともとUNIXをベースに開発されており、そのため今もMacのパソコンでは、UNIXコマンドが使いやすい、という背景があります。
そして、Macのパソコンは、マウスやトラックパッドなどのハードウェア、MacのOSや標準で搭載されている様々なアプリケーションなどのソフトウェアが根強い人気です。
一部のMacユーザーからは、
一度Macのパソコンを使ってしまったらもうWindowsのパソコンには戻れない
という声が上がるほどです。
ハードウェアの機能面に加え、デザイン性も評価されています。
Macのパソコンを販売しているAppleは、デザイン哲学に強いこだわりを持っていることで知られています。
やっぱりパソコンの見た目も大切だよね、という人はMacのパソコンが有力候補かと思います。
Windows同様に、Macのパソコンで学習するのが向いているプログラミング言語もあります。
Swift
が代表例です。
Swiftは、主に
- iPhoneやiPad向けアプリケーションのようなiOSアプリ開発
- MacやAppleTV向けのアプリケーション開発
などに使用されるプログラミング言語です。Appleが出している製品で動かすことができるアプリケーションを開発するのに使用されている、というイメージです。
Apple製品で動くアプリケーションを開発したい、というモチベーションがある人は、Macのパソコンが良いかと思います。
強いこだわりがない場合は、まずは始めてみる
ここまで、WindowsとMacのパソコンの特徴を見てきました。
それぞれ、違った強みがありましたね。
そこで、プログラミングを学ぶためにパソコンを選ぶ際に
基本的にはどちらでも良い
ということになります。
もちろん、
- C#、VBAを重点的に学びたい → Windowsのパソコン
- Apple製品向けのアプリケーションを作りたい → Macのパソコン
ということにはなります。
ただし、それ以外の
プログラミングの学習を始めてみないと、そこまで具体的には決まらない
と考えている人は、自分の状況に合わせた方を選ぶ、となります。
最初から強いこだわりがない時のポイントは、
プログラミング学習を始める段階で、
あまり深く考えるよりは、まずはどちらかで始めてみる
ということがいいのでは、と思っています。
結論
WindowsパソコンとMacパソコン、わたしは、両方使っています。
長年両方使ってきた私が思うのは、
プログラミング学習以外のときに、
Windowsのパソコンがいい or Macのパソコンがいい
と思うことはよくあります。
ただプログラミング学習のときに、
本当にどちらかしか使えないケースは意外に少ない
と感じています。
ここまで見てきたように結論は、
原則どちらでも良いので、
- C#を使う場面、例えば、ゲーム開発に本格的に取り組みたいときにはWindows
- VBAプログラミングで業務効率化を、というときにはWindows
- iPhoneアプリなどApple製品向けのサービスを開発したいときにはMac
を念頭に、
自分の学習モチベーションが高くなる方
を選びましょう。
- なるべく安いパソコンで始めたいからWindows
- 見た目のデザインが好きだからMac
- これまでWindowsしか使ったことないからMacにチャレンジ
- 学校や職場で慣れ親しんだソフトウェアをそのまま使いたいからWindows
など、自分に合った方ですね。
今は、少なくともプログラミング学習を始める段階では、
C#、VBA、Swiftなどにこだわらない時には、自由にどちらでも選べる環境があります。
どちらにするか迷っている人は、
自分の好み
で選び、さっそくプログラミング学習を始めてみましょう!
コメント