英語の勉強を習慣化するための中期目標
これまでの記事で紹介した方法で、少しずつ英語を勉強することに慣れて行くと思います。
この段階で、英語学習の明確な目標がある場合は、その目標に向かって毎日の学習を調整していけば、勉強を続けていける可能性は高まります。
そうでない場合は、ぜひ目標を設定しましょう。
今日は、ある程度、英語の勉強が軌道に乗ってきた時に、
中期的な目標を立てると、より英語学習を継続しやすくなる、
というお話です。
目標は具体的な方が良い
ある程度、英語の勉強が続けられていると、
このまま続けられそうだな
という感覚になってきます。
それでも、学校や職場のことで忙しくなったり、不測の事態で時間が取れなくなると、
英語の勉強を止めてしまう可能性があります。
このタイミングで、
中期目標を持つ
ことで、英語学習の継続をより強固なものにできます。
目標は具体的な方が良いです。
- 今よりも、正確に英文を読めるようになる
- たくさんの英単語を覚える
- 流ちょうに英会話できるようにする
のように、あいまいな目標だと、目標設定の効果が薄くなってしまいます。
中期目標を設定するときに、重要なポイントは以下の3つです。
- 達成できたか分かりやすい目標を選ぶ
- 達成するための期限を設定
- 目標は1つに
達成が目に見えやすいもの
1つ目は、達成できたかはっきりと判断できる目標を選ぶということです。
達成できたか、どうかはっきり分かるものを目指すのは、目に見える成果に向かって継続して学習することになるので、学習効果が高くなります。
私は、英語の各種資格取得を目指すのが良いと考えています。
- TOEIC 750点
- 英検2級
- TOEFL 70点
- IELTS 6.5
などを目標にすると、達成したかどうか、がはっきり分かります。
ここで、TOEICやTOEFLなどで具体的な点数を設定するのは、
「できるだけ高得点を取る」
というようにあいまいな目標になってしまうことを防ぐためです。
具体的に目標を設定することで、達成に向けて今の自分に足りないものを把握しやすく、毎日の学習でするべきことが明確になります。結果的に毎日の英語学習でより集中できるようになります。
そして、これらの資格は、取得後に対外的に自分の英語力を示す証明にもなります。
この点からも、日々の英語学習のモチベーションを保ちやすいです。
いつまでに
2つ目は、目標を達成するまでの期間を設定することです。
いつか、英検を取れればいいな
というあいまいな目標だと、効果が薄くなってしまいます。
例えば、英検2級を取得する、と目標を決めたとします。
その場合は、まず、英検2級の受験可能日を選びます。
そうしてしまうことで、自動的に、自分の英語学習における、
中期目標とその期限
が設定されます。
期限が設定されれば、あとはそこに向かって、日々の学習スケジュールを組んで、
学習の進捗に合わせて勉強内容を調整していきます。
例えば、「4か月後の、英検2級の試験日までにするべきこと」
を意識して日々の英語学習に取り組むイメージです。
こうすることで、
何となく毎日英語を勉強しているが、あまり集中できていない
という継続学習における、落とし穴を回避できます。
毎日学習する中でも、中期的な締め切りがあると、より学習の方向性を調整しやすくなります。
ここで、中期目標と言っているのは、
壮大な長期目標(例えばTOEIC 990点を2年後に取る)
を設定してしまうと、挫折=英語学習自体をやめてしまう、原因になるからです。
目標は1つ
3つ目は、目標は可能な限り1つに絞るということです。
例えば、
英検2級と、TOEIC 750点を同時期に取得する、という目標設定は、あまりお勧めしません。
日々の英語学習が楽しくて仕方がない、時間さえあれば英語を勉強してしまう、という場合は、同時に複数目標を設定するのも良いかと思います。
それ以外の多くの場合、英語をやっと毎日勉強することに慣れてきた、というタイミングで中期目標を立てて、学習にメリハリをつけるということが目的です。
複数の目標を立てると、毎日の英語学習に想像以上の負荷がかかり、結果的に、勉強自体を止めてしまうということになりかねません。
そうならないために、まずは1つ具体的な目標を設定することをお勧めします。
より力強く
今日は、
ある程度、英語の勉強に慣れてきた段階で、
具体的な目標を設定すると、日々の勉強により集中できるようになる、
というお話でした。
具体的な目標を立てるために、
- どんな資格を
- いつまでに
取得するのか、はっきり決めると、よりモチベーションが続きます。
色々な記事で説明していますが、英語の学習は続けることが何よりも重要です。
自分なりの、中期目標を設定して、毎日の英語学習に集中して長く取り組めますように。
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