Googleが生みの親:Dart
Dart
このプログラミング言語を聞いたことはあるでしょうか。
Googleが開発したプログラミング言語と言えば、Go言語が有名ですが、
Dartも、他ならぬGoogleが開発した言語です。
PythonやJavaScriptほど有名なプログラミング言語ではありませんが、
色々な場面で活用されるようになっています。
今日は、着実に利用が広がっているDartを紹介します。
Dartとは
されました。
まだ新しいプログラミング言語です。
- 言語の一貫性
- 簡潔
が、プログラミング言語としての、Dartの特徴だとされています。
誰がコードを書いても、同じように書くことができ、簡潔に書けることが重要視されています。
オブジェクト指向言語のDartは今では、モバイルアプリ開発の場面で特に活用されています。
Googleが開発したプログラミング言語というと、Go言語を思い浮かべる人が多いと思います。しかし、Dartも近年、人気を集めています。
Stackoverflowの2020年開発者向け調査では、開発者に好かれているプログラミング言語ランキングでDartは7位でした。(JavaScriptは10位)
2021年で、初登場から10年を迎えるDartは、今では開発者には広く認知されていると言えると思います。
しかし、ここまで注目されるようになったのは、ここ数年だと思います。
これには、Flutterが関係しています。
DartとFlutter
Dartは、Flutterと切っても切れない関係にあります。
Flutterは、Googleによって2017年に初めて公開されたオープンソースのモバイルアプリケーションフレームワークです。
Flutterを使うことで、モバイルアプリ開発を効率化することができます。
Flutterは、クロスプラットフォーム開発用のソフトウェア(フレームワーク)です。
クロスプラットフォーム開発というのは、例えばiPhoneやiPad向けのiOSアプリとAndroidアプリの開発で共有出来る部分を共通で行い、2つのアプリ開発を効率的に行う考え方です。
クロスプラットフォーム開発を取り入れることで、iOSアプリとAndroidアプリなど異なるプラットフォーム向けのアプリ開発を同時に行えるため効率が改善されます。
近年、モバイルアプリ開発でFlutterを採用するケースが多く見られています。
プログラミング学習者は、Flutterを知る → Dartを知る、というケースが多いと思います。
なぜならば、Flutterでの開発には、プログラミング言語としてDartが使われるためです。
最近のFlutterの人気は、目を見張るものがあります。
GitHubのFlutterのStar(SNSの良いねのようなもの)は、2020年12月で、11万です。Go言語のGitHubのStarは、約8万です。
モバイルアプリ開発でのクロスプラットフォームのフレームワークには、
などいくつかライバルがいます。
主に、React Nativeは、Facebook、KMMは、JetBrains、Xamarinは、Microsoftがそれぞれ開発を進めていることもあり、今後クロスプラットフォームのフレームワークとして何が主導権を取るかは予想が難しいと思います。
それでも、Googleが開発を促進しているFlutter + Dartは、今後も一定の範囲で利用が進むのではないでしょうか。
気になった人は、お試しあれ
2021年で10年目を迎えるDartは、特にアプリケーションフレームワークのFlutter登場後のここ数年、認知が広がっています。
- Flutterは聞いたことがあった
- Flutterでの開発にはDartを使うのか
- クロスプラットフォーム開発に興味があって、React Nativeのことを調べていた。FlutterとReact Nativeを比較していた
など、Dartに出会うきっかけ、興味を持つ機会はたくさんあると思います。
Dartは、
- Javaに似ている
- 大規模開発に向いている
などの特徴があるとされています。
このあたりも、注目を集めている理由だと思います。
- クロスプラットフォーム開発に興味がある
- 比較的新しいプログラミング言語で、オブジェクト指向を学びたい
というような人には特に、Dartは、プログラミング学習における一つの選択肢になるかもしれません。
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