各年代で登場した輝くプログラミング言語
1950年代、60年代に、
- FORTRAN
- LISP
- COBOL
- RPG
- APL
- Simula
- BASIC
などのプログラミング言語が登場して以来、続々と新しいプログラミング言語が開発され発表されてきました。
今では、プログラミング学習や開発で広く使われてる
- JavaScrip
- Java
- Python
などは、1990年代に初めて公開されました。
今日は比較的、新しい2000年代、2010年代に初めて公開されたプログラミング言語について、
- 広く知られている言語
- 知る人ぞ知る言語
までいくつか紹介します。
2000年代
1990年公開のプログラミング言語は、JavaScripやPython 以外にも
- PHP
- Ruby
など、今日でも広く知られている言語はあります。
それらのプログラミング言語の普及を見つつ開発された2000年代生まれのプログラミング言語にも、2021年時点で、広く知られているものがあります。
あの言語は2000年代生まれ
C#
C#は、Microsoftが2000年に公開したプログラミング言語です。
今日でも、ゲーム開発を始め広く使用されています。
Scratch
Scratchは、2003年に公開されたビジュアルプログラミング言語です。MIT Media Labによって開発されました。
今では、プログラミング教育の入門用言語として世界中で使用されています。
Scala
JVM言語であるScalaは、2004年に公開されました。
オブジェクト指向と関数型言語の特徴を併せ持つScalaは、現在でも大規模プロジェクトをはじめ色々な開発で用いられています。
Go
Go言語は、2009年に公開され、2021年時点で注目を集め続けています。
2000年代公開の色々なプログラミング言語
まだまだ、2000年代に登場したプログラミング言語はあります。
D
D言語は、2001年に公開された言語です。
C言語に影響を受けているD言語は、
- ガベージコレクションだけでなく、明示的にメモリ管理が可能
- オブジェクト指向や関数型プログラミングなどに対応するマルチパラダイムプログラミング言語
などの特徴を持ち、Go言語やRustと比較されることがある言語です。
Haxe
Haxeは、2005年に公開されたプログラミング言語です。
クロスプラットフォーム開発を想定されて、改良が進められているHaxeは、
などの特徴を持っています。
2010年代
今日、広く使われるようになったいくつかのプログラミング言語に続いて、2010年代にも有名なプログラミング言語が登場しました。
実は2010年代に初めて公開されたプログラミング言語
Rust
Rustは、2010年に公開されました。
今では、システムプログラミング言語として、広く注目を集めています。
Dart
Dartは、2011年にGoogleが公開したプログラミング言語です。
モバイルアプリケーションフレームワークのFlutterで使用される言語として、広く活用されています。
Kotlin
Kotlinは、IDEの開発などで知られるJetBrainsが2011年に公開したプログラミング言語です。
今では、Androidアプリ開発で広く用いられています。
TypeScript
TypeScriptは、2012年にMicrosoftが公開したプログラミング言語です。
JavaScriptを機能拡充したTypeScriptは、Web開発を中心に幅広い分野から注目を集めています。
Swift
Swiftは、2014年に公開されたプログラミング言語です。
iPhoneアプリをはじめアップル製OSで動作するアプリケーション開発に広く用いられています。
まだまだあります、2010年代登場のプログラミング言語
TypeScript、Swift、Rustのように2010年代には、現在広く知られている言語が多く公開されました。
他にも2010年代生まれの言語はあります。
Reason
Reasonは、2016年にFacebookが公開したプログラミング言語です。
ReasonMLとも呼ばれ、OCamlとJavaScripに影響を受けている言語です。OCamlは、関数型言語として知られるMLの方言です。
Facebookは、他にも2014年にHackというプログラミング言語を公開しています。
Bosque
Bosqueは、2019年にMicrosoftが公開したプログラミング言語です。
コンピュータと人間両方が理解しやすい言語設計を目指す、というBosqueのプロジェクトは、開発が進められています。
初公開の時期は様々なプログラミング言語
現在、広く知られているプログラミング言語が初めて公開された時期は、様々です。
- 1950年代 → FORTRANやLISP、COBOL
- 1960年代 → BASIC
- 1970年代 → C言語
- 1980年代 → C++、MATLAB
- 1990年代 → Python、R、Ruby、Java、JavaScript、PHP
- 2000年代 → C#、Scratch、Go
- 2010年代 → Rust、Dart、Kotlin、TypeScript、Swift
ある程度使用されている言語を含めるとさらに多様です。
2020年代に公開される新しいプログラミング言語が、
- Swiftのように登場間もなく広く使用されるようになる
- PythonやJavaScripのように時間をかけて広がる
など、注目の言語が出てくるかもしれません。
今後の、プログラミング言語の動向に目が離せませんね。
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