学習前に、知っておくと…
今日は、私自身これまでを振り返って、
プログラミング学習を始めるときに
ここを知っていれば、もう少し効率的に学んでいけたのでは
と思うポイントを4つ紹介します。
色々と試行錯誤しながら、理解してきたものです。
最初にこれらを知っていると、より学習に取り組みやすくなると思います。
こんな見方もあるのか、
とプログラミング学習を始める時や、すでに取り組んでいる学習スタイルを修正するときに
参考にしてもらえればと思います。
学び方に正解はない
プログラミング学習は、英語学習などと同じくらい色々な勉強法が提案されています。
- まずは、オンラインコースを理解できるまで何周もする
- 書籍を参考にして、サンプルコードを、理解できるまで何回も写経する=コードを自分でタイピング
- プログラミングスクールのカリキュラムで学んでいれば大丈夫
- 自分の作りたいアプリやサービスなど作る
- 自分に合ったメンターを見つけて、二人三脚で学習を進めていく
など、多様な方法があります。
ここで、現時点での私の理解は、
どれも正解で、どれも正解ではない
最重要なのは、自分に合った学習スタイルを見つけ出すこと
というものです。
一見、
それはそうだろう
と当たり前のように感じると思います。しかし
プログラミング学習に関する記事や動画では、
こう学習するべき
という断定が強いものが多数あります。
それらが、悪いというわけではありません。
その主張の根底には、それぞれ
前提としている条件が違うということです。
前提が異なる中で、断定しているのですから、聞き手=学習者にとって、それが正解であるとは限りません。
もちろん、ここまで他の記事で私が紹介してきたプログラミング学習法は、私のお勧めの方法です。
それでも一番大切なのは、
紹介されている学習法は、自分の前提や背景を踏まえて、自分に合っているものか
考える癖をつけることだと思います。
例えば、
この解説記事では、とにかく最初にプログラミングの本を読んだ方がいい
と書いているが、
パソコンの基本操作や理解という暗黙の前提がある
という場合です。
暗黙の前提と自分の理解度を比べて、自分はまだその本に取り組む段階ではない、と判断してまずは、前提知識をフォローする、ということがあり得ます。
もしくは、
この動画では、プログラミングスクールに通うことを勧めていない。
しかし自分は独学でできる範囲では、ある程度学習を勧めてきた、
それでなかなか前に進めないと分かったから、スクールに通ってみよう。
というケースもあるでしょう。
このようにプログラミング学習に関しては、
その学習者の置かれている状況に左右される
ことが多いので、
自分で考えつつ、その段階で自分に合っていると思える学習スタイルを選ぶ
ということが重要です。
基礎知識があると理解しやすい
プログラミングについて、手探りでまだ何も分からないという人は、
- 最初に何をすればいいの
- どんなことが前提知識なの
と思うことがあると思います。
ここでは、この2つ目の前提知識についてです。
プログラミング学習の紹介記事や動画では、基礎知識について触れられることがそれほど多くありません。
多くのプログラミング学習紹介記事や動画で、これらの基礎知識について話がないのは、
情報の発信者と、受け手=学習者の前提が違うからだと思っています。
発信者とすると、プログラミング学習を始める人は、皆この知識はある
と考えていても、実際はそうとは限らないということですね。
そのため、私はそのことを、改めて共有する必要があると思います。
基礎知識は、人それぞれ違うからです。
私は、基礎知識はある程度あったほうが、プログラミング学習の効率は良くなると考えています。
例えば、
- Webサービスを作る前に、インターネットの基礎知識やインターネットセキュリティについての基本的な理解
- Webアプリを作る時に、コンピュータの基礎知識、データベースの基本理解
などがあると、よりスムーズにプログラミング学習が進みます。
事前知識は、ある程度、でよいと思います。
最初から本格的に、これらの背景知識を学ぼうとすると、
知識習得に疲れてプログラミング学習自体を止めてしまう可能性もあると思っています。
そのため、これらの知識が全くないまま、とにかくプログラミング学習を始めるよりは、
少し理解してからプログラミング学習に取り組む
という方が、よりプログラミング自体に集中できると思います。
- パソコンの基本操作がよくわからない
- インターネットやコンピュータの基本的な知識がない
という人は、少しの時間である程度の背景知識を理解できるので、最初に無理のない範囲で基礎を学んでしまうことをお勧めします。
運動と体のケアが必要
これは、直接的なことではないのですが、意外とあなどれません。
プログラミング学習を頑張って続けて行くと、必ず
- 運動不足
- 目が疲れる
ということが起こります。
どうしても、パソコンに向かって作業したり、書籍を読む時間が必要だからです。
プログラミング学習を続けて行きたい、と思っている人は、
意識的に運動する、ことをお勧めします。
日常の中に運動する時間をあらかじめ組み込んでおくと、良いかもしれません。
運動以外にも、体のケアは必要です。
パソコンのディスプレイを注視する時間が長くなれば、それだけ目にかかる負担は大きくなります。
目をケアするには、
- ディスプレイの明るさを調整する
- ブルーライトカットの眼鏡をかけて作業する
- ディスプレイから顔を離して作業する
- 適度な休憩を取る
などがお勧めです。
ブルーライトというのは、スマートフォンやパソコンのディスプレイから発せられる光のことです。ブルーライトは眼精疲労を引き起こすとも言われています。
適度な休憩を取る、に関しては、別の記事で紹介しているポマドロ法を使うのがいいと思います。ポマドロ法では25分作業して5分休憩を取る、というサイクルで学習していきます。
プログラミングは熱中しやすい作業なので、
- つい2時間ディスプレイを見続けていた
- 気がついたら、長時間休憩を取らずに、エラーの原因を探っていた
ということが起こりやすいです。
意識的に、
運動と体のケアをしていきましょう。
習得していく
最後は、
プログラミングは勉強しつつ、習得していくもの
であると思う。
ということです。
ここの「勉強」と「習得」は
言葉の話というよりは、ニュアンスが違うということです。
- 勉強というと、どちらかというとインプットに意識がフォーカスされている
- 習得というと、どちらかというとその後のアウトプットに意識がフォーカスされている
という感じです。
何かを作るために、プログラミング学習に取り組んでいることが多いです。
もちろん、純粋にプログラミング自体が目的で、何か作ることは想定していないというケースもあります。この場合は、プログラミング学習での習得の意識は必ずしも当てはまりません。
ただ、何かを作ることを想定した場合には、
プログラミングの勉強を通して、プログラミング言語やコンピュータの基礎知識を習得していく、というイメージは大切だと思ってます。
その学習の先に、アウトプットがあるイメージですね。
自転車や車は、その操作方法を学びますが、最終的には
自転車や車を運転できるようになる
ことを期待しています。
プログラミング学習には、これに近い点があると思うのです。
プログラミング学習を通して習得したもので、何かを作ることを期待している
ということですね。
このアウトプットを見据えつつ、学ぶ
というスタイルを取ると、プログラミング学習の効率が上がると思います。
プログラミング学習に取り組んでみよう
今日は、
- 学び方に正解はない=自分に合った方法を選ぶ
- 基礎知識があると学習効率が良くなる
- 運動と体のケアが大切
- プログラミングは習得していくもの
という点から、プログラミングを学習するときに、
あらかじめ知っておくと良いポイントを紹介しました。
- これからプログラミングの勉強を始めようと思っている人
- プログラミングが難しくて、勉強を止めようと思っている人
- 何となく自分の学習の効率が良くないと感じていた人
などは、一度、この4つのポイントから学習スタイルを見直してみてください。
きっと、改善ポイントが見つかるはずです。
学習スタイルを修正しつつ、プログラミング学習を続けて行きましょう!
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