様々なブログのプラットフォーム
- 技術系の情報収集
- 疑問点や不明点のためにWebで検索
などの時に、技術系のブログは重要なリソースです。
これまでに、
- Qiita
- はてなブログ
- note
- freeCodeCamp
- Hacker Noon
などのブログプラットフォームやコミュニティを紹介してきました。
今日は、あらたに
- Dev To
- Hashnode
- Zenn
- Crieit
という4つの技術系ブログプラットフォームを紹介します。
比較的新しいプラットフォームも含まれています。
新しい情報源として活用できるかもしれません。
Dev To (DEV Community)
Dev To (DEV Community)は、世界中の多くの開発者が利用しているプラットフォームです。
エンジニアが投稿したブログ記事が集約されています。
基本的には英語で運営されています。
このWebサイトは一時期、表示速度が速いということで話題になりました。
Dev Toのブログ記事には、色々なタグが付けられています。
- チュートリアル
- 初心者
などの一般的タグから、
- JavaScript
- Python
- Java
などの代表的なプログラミング言語のタグもあります。
Dev Toは、ブログ投稿機能以外にも様々な機能を持つ、総合コミュニティサイトです。
2021年1月時点で、
- リスト
- Podcast
- Video
などのカテゴリがあります。
リストには、
- 教育
- 仕事
- メンター
- イベント
などのカテゴリがあり、分野別にまとまった情報にアクセスできます。
PodcastとVideoでは、
コミュニティ参加者と関係者のPodcast、投稿動画一覧が確認できます。
Dev Toには、50万人以上の開発者が参加しているということです(2021年1月時点)。
ブログ記事に対するコメントやその他のリアクションが多く、活発なコミュニティの印象です。
Hashnode
Hashnodeは、技術系ブログのプラットフォームです。
Hashnodeも基本的には英語で運営されています。
ブログ記事に関する機能については、Dev Toと同様にタグ機能があり、
- Web開発、初心者タグなど基本的なもの
- 色々なプログラミング言語のタグ
があることも同じです。
別記事で紹介した「100日チャレンジ」のタグもありました。
ブログ記事以外では、
AMAsの機能が特徴的です。
AMAsというのは、Ask Me Anythingの略です。
日本語で言えば、「〇〇だけど質問ある?」
というニュアンスです。
- AWS(Amazon Web Services)開発者だけど質問ある?
- 100人以上のメンターを経験してきたけど質問ある?
というような形で、色々なバックグラウンドを持った人からアドバイスを貰えたり、質問することができます。
ブログプラットフォームとしては、珍しくカスタムドメインを設定することができます。
2020年12月には、資金調達のアナウンスがあり、成長著しいプラットフォームだと思います。
Zenn
Zennは、日本語で使用できる技術系の情報共有コミュニティです。
Zennは、比較的新しいプラットフォームですが、2021年1月時点で、
- Rust
- WebAssembly
- TypeScript
についてなど、様々な興味深いブログ記事を読むことができます。
Zennは、「知見を共有するエンジニアに対価を」をコンセプトとしているということです。
Zennの各種サービスは、この点が意識されている印象です。
まず、ブログ記事についてですが、有料の記事を執筆投稿することができます。
無料のブログ記事についても、
マークダウンで記事を書くことができる点は、他の技術系ブログのプラットフォームと同様ですが、
Zennで特徴的なのは、
サポート機能です。
無料記事を読んで、読者が執筆者を高く評価した場合に、金銭的なサポートが可能です。
YouTubeを始めとするストリーミングサービスの投げ銭機能に近いともいえるこのサポート機能は、Zennのユニークな機能です。
Zennでは、ブログ投稿に加えて電子書籍を販売することができます。
- Python
- Go言語
- Rust
- 機械学習
などの書籍が確認できます(2021年1月時点)。
書籍は無料で公開することもできます。
無料公開されている書籍に関しては、無料ブログ記事と同様に執筆者に対してのサポート機能が備わっています。
従来の技術系のコミュニティに、
- 執筆者へのサポート機能
- ブログ記事や書籍販売
などの金銭面の機能を組み込んだZennは、とても興味深いプラットフォームだと思います。
Crieit
Crieitは、比較的新しい、日本語で使用できるプラットフォームです。
Crieitでは、クロス投稿が可能です。
クロス投稿というのは、
該当するページの記事が他の記事(指定したURL)と同一であることを示す情報を設定したうえで、
記事の執筆者が自らのホームページやブログの記事を、他のプラットフォームに投稿することです。
そのため、記事の執筆者は自身のサイトに掲載している記事を、Crieitに投稿することができます。
海外のブログプラットフォームでは、クロス投稿可能な技術系ブログのプラットフォームがあるものの、
日本のプラットフォームでは適切なものがない、ということが、Crieitにクロス投稿機能を導入しようとした動機の一つでもあるそうです。
また、Crieitでは、
- メモ
- ポエム
を含めて気軽に記事を投稿することが推奨されています。
技術系ブログのプラットフォームではあるものの、参加者に自由に交流してもらいたい、という雰囲気が伝わってきます。
このあたりのスタンスの違いは、他の技術系ブログのプラットフォームと比較すると興味深いですね。
Crieitには、ボード一覧という機能があり、
- Markdown練習ボード
- アイデア掲示板
- Crieitへの要望ボード
など、特定のテーマごとに参加者がディスカッションできるようになっています。
自分に合った使い方を見つける
今日紹介したように、
Qiitaやはてなブログ、freeCodeCampの他にも技術系ブログのプラットフォームはたくさんあります。
- 世界中の開発者の動向を確認できる
- 執筆者への金銭的なサポート機能がある
- クロス投稿できる
など
それぞれ特徴があります。
- 一度試して、気に入ったら本格的に活用する
- いくつかのプラットフォームの、それぞれ自分に有用な機能だけ並行して使っていく
など、使い方は色々と考えられます。
- Dev To (DEV Community)
- Hashnode
- Zenn
- Crieit
を、情報収集やコミュニティとしてぜひ活用してみてください。
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